「危機」と対峙する保守思想誌

表現者クライテリオン

2025年1月号好評発売中! 【特集】権力を動かす「権力」の構造―ディープステート(DS)論を超えて

啓文社/啓文社書房

支那の対日宣伝策 支那における国防と新聞事業の統制

支那の対日宣伝策 支那における国防と新聞事業の統制

2023.12.14

【出版日】2023/9/5
【著者】海軍省海軍軍事普及部 編
【出版社】経営科学出版

内容紹介

◆恐るべきプロパガンダの教科書

本書を一読すれば、中国が仕掛ける宣伝工作の本質が見えて来る——

◆世界的な日本非難を導くことに成功した中国国民党の宣伝戦

こうした宣伝工作は現在も中国共産党がそのまま引き継いでおり、日本への謀略活動を展開している。

◆中国人が仕掛ける宣伝工作の本質

非人道的思想や心理的嫌悪感を煽り、国民の敵国に対する憎悪の念を増幅させれば、敵愾心は火の如く燃え上がる。その中でも最も有効な方法は、女性や子供に対して屈辱を与えることである。あるいは前線にいる兵士に、残された家族が大変な目に遭っているとわざと伝えて、望郷の念を募らせ、戦意を喪失させる――

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高貴なる敗北 下巻

高貴なる敗北 下巻

2023.12.14

【出版日】2023/3/15
【著者】アイヴァン・モリス(著)、斎藤和明(翻訳)
【出版社】経営科学出版

内容紹介

「日本人とは何か?」を国際的な視点から捉えた名作がついに復刻!下巻では西郷隆盛をはじめ3人の「悲劇の英雄」と、その血脈を受け継いだ「カミカゼ特攻の戦士たち」を収録。”自己の尊厳を守り抜くための日本人独特の価値観とはなんなのか?”歪められた西洋の日本文化観の瞑想を啓いて、悲劇の英雄像の美学を打ち立てた名作の復刻です。

目次

日本のメシア―天草四郎
「救民」の旗幟―大塩平八郎
大西郷崇拝―西郷隆盛
いさぎよく散りて果てなむ

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高貴なる敗北 上巻

高貴なる敗北 上巻

2023.12.14

【出版日】2023/3/15
【著者】アイヴァン・モリス(著)、斎藤和明(翻訳)
【出版社】経営科学出版

内容紹介

「日本人とは何か?」を国際的な視点から捉えた名作がついに復刻!1975年、イギリス人作家アイヴァン・モリス氏によって執筆されたこの書籍は、NYタイムズに取り上げられるなど大きな話題を呼びました。1981年には日本語訳版も出版され、当時の新聞や雑誌が書評を載せるなど大きく取り上げられていたのですが、絶版となってしまったのです。「誠心ゆえの没落」に見る日本人独特の気高さとはいったいなんなのか?上巻では、日本武尊を筆頭に、菅原道真や源義経、楠木正成といった6人の「悲劇の英雄」から読み解いていきます。

目次

ひとつ松、わが兄よ―日本武尊
天皇の楯―捕鳥部万
憂愁の皇子―有馬皇子
菅原道真―落魄者の神
没落の中からの勝利―源義経
七生報国―楠木正成

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表現者クライテリオン2024年1月号

表現者クライテリオン2024年1月号

2023.12.10

〔特集〕「政治と宗教」を問う――神道・仏教からザイム真理教まで

【特集座談会】
・日本人よ、自らの“宗教性”を自覚せよ/島薗 進×施 光恒×藤井 聡×柴山桂太

【特集インタビュー】
・ザイム真理教という「カルト」による国家破壊/森永卓郎(聞き手 藤井 聡)
・イスラーム法学者に聞く、「文明」の生命力と「一神教」の理念/中田 考(聞き手 川端祐一郎)

【特集論考】
・大衆的な、あまりに大衆的な――「信仰」なき現代を問う/浜崎洋介
・どうして「宗教」に接するのを恐れるのか/仲正昌樹
・福音派はなぜ政治を動かせるのか――アメリカの「政教分離」が意味するもの/会田弘継
・人は宗教を欠いて戦争を扱い得るか/小幡 敏
・仏国土思想から見た日本の国体――その成立と展開/金子宗德
・神道指令による「日本人」の解体/富岡幸一郎

【特別座談会】
・アカデミズムとジャーナリズムの連携を探る――学術誌『実践政策学』がめざすもの(前編)/石田東生×桑子敏雄×森栗茂一×藤井 聡
・ウィトゲンシュタインと「言葉の魂」をめぐって(後編)/古田徹也×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

【連載】
・「アジアの新世紀」
 中国化の先に来た「リストカット化する日本」(前編)/與那覇 潤(聞き手 浜崎洋介)
 危機と好機 安岡正篤の場合(第二回)権藤成卿と安岡正篤/大場一央
・「危機感のない日本」の危機 安全保障と日本人/大石久和
・「農」を語る(第2回)有機農業をめぐる、外圧・グローバル企業とのせめぎ合い/松原隆一郎×藤井 聡
・経世済民 虫の目・鳥の目(第5回)今さら聞けない金利と通貨の話/田内 学
・映画で語る保守思想(第8回)戦争が呼び覚ます「運命」の感覚――『ひまわり』を題材に(中編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評(第6回)国家の役割を取り戻せ!(前編)国家機能の溶解を防ぐことはできるか?/室伏謙一
・逆張りのメディア論33 「次のジャニーズ事件」防止に必要なもの/松林 薫
・欲望の戦後音楽ディスクガイド(第7回)The Rolling Stones / Hackney Diamonds/篠崎奏平
・東京ブレンバスター⑨ 風に吹かれて――戦争の本質/但馬オサム
・編集長クライテリア日記 令和五年十月~十一月/藤井 聡

【巻末オピニオン】
・近代日本人の「信仰」を問う 大岡昇平の「襲撃」をめぐって 浜崎洋介

【書評】
・『謝罪論 謝るとは何をすることなのか』古田徹也 著/粕谷文昭
・『隣国の発見 日韓併合期に日本人は何を見たか』鄭 大均 著/小野耕資
・『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』伊藤亜紗 著/前田龍之祐
・『ユダヤ人の自己憎悪』テオドール・レッシング 著/橋場麻由
・『歴史から学ぶ比較政治制度論 日英米仏豪』小堀眞裕 著/早瀬善彦

【その他】
・無形の霊性――横山大観の絵を見て/首藤小町(寄稿)
・アメリカありきの経済安保(鳥兜)
・二〇二四年問題という“馬鹿ばなし”(鳥兜)
・新興宗教との関わり方も「国民の伝統」に基づくべし(保守放談) 
・なぜグローバリストは未熟に見えるのか?(保守放談)
・塾生のページ
・読者からの手紙(投稿)

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表現者クライテリオン2023年11月号

表現者クライテリオン2023年11月号

2023.10.10

〔特集〕
「過剰医療」の構造――病院文明のニヒリズム

巻頭言

我々にとってなくてはならない「医療」。しかし、それが「過剰」な水準に達した場合、
逆説的にも我々に様々な「被害」がもたらされることになる。薬の過剰摂取は体に毒で
あるし、健康に配慮しすぎて味気ない暮らしになれば我々の幸福が大きく棄損する。
さらには過剰医療が加速すれば、医療費の肥大化に恐れをなした政府が過度に緊縮的に
なり、その結果経済が疲弊していくということにもなる。
 こうした過剰医療の背後にあるのが生命至上主義という名のニヒリズム(虚無主義)だ。
このニヒリズムと拝金主義者が結託し、生命至上主義を言い訳にして過剰医療を加速させ
つつ効率的に患者達と政府から大量のマネーを吸い上げ続けるという詐称的システムが、
今の日本の医療界において構築されてしまっている。
 本特集では、こうした状況はもはや「病院文明」と呼ぶに相応しいものに堕落した
文明状況であることを描写しつつ、そこで横行する過剰医療の恐るべき不条理を明らかに
すると共に、その超克の術を考える。
                      表現者クライテリオン編集長 藤井聡

【特集座談会】

・生を蝕む「病院文明」に抗うために/森田洋之×大脇幸志郎×藤井 聡

【特集論考】

・人間のための医療か、医療のための人間なのか?――「過剰医療」批判序説/浜崎洋介
・ウイルス学者から見たコロナ対策の異常さ/宮沢孝幸
・なぜ秀才たちは鬼化して人間を喰うのか――HPVワクチン接種被害とそれへの一部フェミニストの加担を問う/井上芳保
・セキュリティ技術が支配する社会――生活に浸透する“生政治”/美馬達哉
・〈自己の死〉と向き合わなければ医療は腐敗する――薬学倫理の視点から見える「致命的な欠点」/松島哲久
・医療を蝕む「利益第一」主義の実態――ベテラン医師がその諸相を描く/武久洋三
・近代医療は人を幸せにするのか/木村盛世
・過剰医療研究をより良い医療に生かすために/冨永晃輝

【特別座談会】

ウィトゲンシュタインと「言葉の魂」をめぐって(前編)/古田徹也×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

【連載】

・「農」を語る 第1回 有機農業の意義を問い直す/松原隆一郎×藤井 聡
・映画で語る保守思想 第7回 戦争が呼び覚ます「運命」の感覚――『ひまわり』を題材に(前編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・「アジアの新世紀」
  〔企画始動記念座談会〕保守から考えるアジアの近代――福田恆存の「韓国論」を手がかりに(第三回)「保守的アジア主義」を目指せ/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
   危機と好機 安岡正篤の場合(第一回)近代日本の矛盾/大場一央
・「危機感のない日本」の危機 「超」がつくほどに無知で無能な政治が続く/大石久和
・虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー第二十九回 マルクスの亡霊たち 日本人の「一神教」理解の問題点/富岡幸一郎
・経世済民 虫の目・鳥の目 第4回「貯蓄から投資へ」お金を回すだけでは経済は成長しない/田内 学
・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評 第5回 政治の役割を再認識せよ――政治が決断すれば霞が関はこれに従う/室伏謙一
・逆張りのメディア論32 新聞記者に足りないのは営業経験だ/松林 薫
・欲望の戦後音楽ディスクガイド 第6回 Radiohead / Kid A/篠崎奏平
・東京ブレンバスター⑧ バルタン星人と犍陀多 現代移民考/但馬オサム
・編集長クライテリア日記 令和五年八月~九月/藤井 聡

【巻末オピニオン】

・米中対立は「新しい冷戦」ではない/柴山桂太

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表現者クライテリオン2023年9月号

表現者クライテリオン2023年9月号

2023.08.07

巻頭言

ウクライナ情勢に端を発する資源・エネルギー・食料不足と円安によって、ウクライナ情勢に端を発する資源・エネルギー・食料不足と円安によって、我が国は一気に「デフレ」から「インフレ」への局面に移行した。この局面展開を受け、岸田内閣は金融“緩和”政策も、“積極”財政政策も縮小、中止の方向へと方針を転換する見込みが高まっている。
しかし、今、問題なのはインフレではなく「賃金の低迷」に他ならない。賃金上昇のためには、金融緩和も積極財政も必要であり、その中止・縮小は確実に賃金下落圧力を拡大する。では政府は「賃上げ」のために一体如何なる方針を打ち出すべきなのか? 現下のインフレを活用しつつ、真のデフレ脱却と賃金の実質的上昇を導く対策を、ここに改めて問う。
表現者クライテリオン編集長 藤井 聡

〔特集〕インフレは悪くない、悪いのは「低賃金」だ!

・特集によせて/藤井聡

【特集座談会】

・「健全なインフレ」に向けた戦略論――自由民主党・西田昌司、城内実両氏に聞く/西田昌司×城内 実×藤井 聡

【特集対談】

・あらためて「貨幣の謎」を考える
第㊀部 講義編 現代貨幣理論(MMT)には何が見えていないのか? /大澤真幸
 第㊁部 対談編 貨幣と資本主義をめぐって/大澤真幸×柴山桂太

・「政府による貨幣発行」、その思想の原点を探る――前明石市長・泉房穂が語る「民のための政治」/泉 房穂×藤井 聡

【特集論考】

・債務国家とインフレの政治学/柴山桂太

・論拠なき移民国家化を憂う/施 光恒

・宵越しの銭を持たぬために――「デフレ脱却」の思想/浜崎洋介

・増えた税収は国民に還元せよ――実質賃金減少を招く元凶は緊縮財政/田村秀男

・財務省が仕掛けた「一〇〇〇億円縛り」の罠――「骨太の方針」を巡る攻防を読み解く/須田慎一郎

・羊頭を掲げて狗肉を売る政権/森永康平

・岸田政権は金融緩和と積極財政のポリシーミックスを継続できるか/会田卓司

・日本再生の障害は自民党である/鈴木傾城

〔連載〕

【連載】

・「アジアの新世紀」
〔企画始動記念座談会〕保守から考えるアジアの近代――福田恆存の「韓国論」を手がかりに(第二回)アジアの過剰な「適応」と「反発」/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
  拝啓 王毅・中国共産党中央政治局委員殿――二つのアジア主義の峻別を/坪内隆彦

・「危機感のない日本」の危機 超が付く不思議の転落国・日本/大石久和

・「農」を語る 第3回 人と自然を取り持つ「農」/中貝宗治×藤井 聡

・虛構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー第二十八回 マルクスの亡霊たち 『人新世の「資本論」』批判(余滴)/ 富岡幸一郎

・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評 第4回 新自由主義の呪縛から逃れられない霞が関/室伏謙一

・ナショナリズム再考 第22回(最終回)リベラリズムとナショナリティ:再論/白川俊介

・やわらか日本文化論 官僚志望者の減少は良いことか/施 光恒

・経世済民 虫の目・鳥の目 第3回 今さら聞けないコストプッシュインフレの真実/田内 学

・映画で語る保守思想 第6回 『仁義なき戦い』に見る、「父」を失った日本人(後編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

・欲望の戦後音楽ディスクガイド 第5回 MURO / Diggin’ Ice 2020/篠崎奏平

・東京ブレンバスター⑦ 日米開戦の裏にアニメあり/但馬オサム

・編集長クライテリア日記 令和五年六月~七月/藤井 聡

【巻末オピニオン】

・生成するAI、構想する人間/川端祐一郎

【書評】

・『忘れられた戦争の記憶 日本人と〝大東亜戦争〟』 小幡 敏 著/長谷川三千子

・『Nの廻廊 ある友をめぐるきれぎれの回想』 保阪正康 著/平坂純一

・『現代日本経済史 現場記者50年の証言』 田村秀男 著/田中孝太郎

・『土に贖う』 河﨑秋子 著/橋場麻由

・『人間の条件』 ハンナ・アレント 著/前田龍之祐

【その他】

・〔表現者奨励賞受賞記念〕私たちはガンディーにはなり得ない――沖縄の「平和主義」は「非暴力」主義に耐えうるか/藤原昌樹(寄稿)

・余白に耳を傾けて/首藤小町(寄稿)

・公教育にもっと投資を(鳥兜)

・権力腐敗を糺す「正義」を臆せず語るべし(鳥兜)

・河野大臣に不向きな仕事(保守放談)

・神経症者としての財務省(保守放談)

・塾生のページ

・読者からの手紙(投稿)

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読んで防ぐ腰痛の本 運動学から学ぶ腰痛改善のポイント 

読んで防ぐ腰痛の本 運動学から学ぶ腰痛改善のポイント 

2023.07.07

正しい知識と生活習慣で〝腰の崩壊〟を予防・改善

本書は腰痛対策のために行う体操やストレッチの具体的なやり方をお伝えするのが主旨ではありません。

なぜ痛みや不調が起こるのかを明らかにし、日常生活において正しく体を使って「腰痛になりにくい」状態をきっちり作っていただくことを目指しています。

腰痛になりにくい体にするためには、まず自分の体を知ることから始めて、ふだんの姿勢や生活習慣を見直しましょう。

本書を通じて腰痛に対する認識を改めて、「なんとなく腰痛」のうちに体の使い方や生活習慣を正し、自分の腰は自分で守りましょう。

著者紹介

著者:熊田祐貴(くまだ・ゆうき)

柔道整復師 鍼灸師/花園駅前鍼灸整骨院院長。

2013年、京都で花園駅前鍼灸整骨院を開業。たった1回で、つらい腰痛を治す施術は口コミで広がり、『女性自身』で「神の手をもつ治療院」として取材を受ける。

リピート率は90%以上を誇り、高度な治療技術は、全国からプロの整体師が学びに来ている。

ライフワークは、日本人の痛みの概念を変えること。生活習慣や日常生活による「痛みの根本原因」に日本人が意識を向けられるよう、講演会やセミナー、各マスコミにて意識改革に取り組んでいる。

 

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表現者クライテリオン 2023年7月号

表現者クライテリオン 2023年7月号

2023.06.09

巻頭言

「コスパ」とは、費用対効果という趣旨の「コスト・パフォーマンス」を意味する言葉だ。今、このコスパは私たちの実に多くの日常行為において重視され、今や「おカネ」だけでなく「時間」にも配慮すべきだという「タイパ」(タイム・パフォーマンス)に配慮する風潮すら生まれてきた。結果、観光地や美術館ですら足早に走り去り、映画やドラマを「早送り」で高速に「処理」する傾向が現代社会に拡大してきている。その姿はあらゆる自由を奪い取られ、ただひたすらにシステムに管理される「家畜」という存在になぞらえることができる。
そんなコスパ/タイパは我々に何をもたらすのか、何故に我々は過剰にそんなものを追い求めるようになったのか、そして我々はそこから抜け出す術はあるのか……。本誌表現者クライテリオンではこの視点から現代日本の絶望を深く掘り下げつつ、その中の希望のあり方を探る。

表現者クライテリオン編集長 藤井 聡

【特集】進化する“コスパ”至上主義――タイパ管理された家畜たち

[特集座談会]

・コスパ主義は「家畜化」への道である/三浦 展×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介

[特集論考]

・文明としてのコスパ社会?――「見返り」の人類史・素描/與那覇 潤
・コスパ/タイパの追求がもたらす自己家畜化状態/上野吉一
・時代精神としてのコスパ志向――未来が外部性を喪失した時代/土井隆義
・自分らしく生きる――音楽の「幸せなコスパ」を目指して/野口剛夫
・結城座  両川船遊氏インタビュー「コスパ」から遠く離れて――「古典」と「現代」のあいだで/聞き手 浜崎洋介、小幡 敏

[新連載]

・「アジアの新世紀」企画始動記念座談会 保守から考えるアジアの近代――福田恆存の「韓国論」を手がかりに(第一回)日韓が直面した「適応異常」/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎

[連載]

・「危機感のない日本」の危機 女性天皇の存在/大石久和
・「農」を語る 第2回 コスパを超えた「志」のちから/中貝宗治×藤井 聡・欧米保守思想に関するエッセイ 第12回
・トクヴィルの民主主義批判 Part②/伊藤 貫
・虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー第二十七回 マルクスの亡霊たち 新しい全体主義の到来③ 『人新世の「資本論」』批判(続)/富岡幸一郎
・逆張りのメディア論31 広島サミットで感じた気持ち悪さの正体/松林 薫
・徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評 第3回 霞が関に蔓延る「無謬性の神話」、「無責任の体系」が日本を停滞させ、衰退させる/室伏謙一
・経世済民 虫の目・鳥の目 第2回 価格に潜むワナ/田内 学
・映画で語る保守思想 第5回 『仁義なき戦い』に見る、「父」を失った日本人(中編)/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
・やわらか日本文化論「国作り」パラダイムへの帰還を(言葉から考える⑭)/施 光恒・欲望の戦後音楽ディスクガイド 第4回 Silk Sonic / An Evening With Silk Sonic/篠崎奏平
・東京ブレンバスター⑥ 満映とアニメーション/但馬オサム・編集長クライテリア日記 令和五年四月~五月/藤井 聡

[巻末オピニオン]

・総括広島サミット 米大統領の「謝罪無き」原爆死没者慰霊を実現させた岸田総理の「罪」/藤井 聡

[書評]

・『古武術に学ぶ――子どものこころとからだの育てかた』甲野善紀 著/前田龍之祐・『アメリカは内戦に向かうのか』バーバラ・F・ウォルター 著/橋本 悠・『戦争とオカルティズム――現人神天皇と神憑り軍人』藤巻一保 著/早瀬善彦

[その他]

・第五回 表現者賞・奨励賞発表・表現者奨励賞受賞記念 ルイス島のチェス駒が教えてくれること――中世ヨーロッパの気候変動/橋本由美(寄稿)
・コスパ・タイパ主義に見る現代の「孤独」(鳥兜)
・「トランス女性の権利」と「女性の権利」(鳥兜)
・現代文明は安い労働力を求める(保守放談)
・「岸田氏長男総理秘書官辞任」が示唆する深刻な問題(保守放談)
・入館管理は“修羅場の仕事”と心得よ(保守放談)
・塾生のページ
・読者からの手紙(投稿)

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本日発売の週刊朝日に『早慶戦全記録』を元にした記事が掲載

本日発売の週刊朝日に『早慶戦全記録』を元にした記事が掲載

2023.04.25

本日発売の週刊朝日に『早慶戦全記録 伝統2大学の熱すぎる戦い』のデータを元にした記事が掲載されました。

週刊朝日早慶戦120年

記事では「かつてプロ野球より人気を集めた」早慶戦の歴史を、早稲田の挑戦状から始まった1903年の第一戦目から、盛り上がりが最高潮に達した1960年代まで振り返っています。

さまざまな関係者の証言により往年の熱狂の空気が蘇ります。

記事には『早慶戦全記録 伝統2大学の熱すぎる戦い』(2019年,啓文社書房)の編著者堤哲さんも協力。記事内のデータは本書に依っています。

本記事をお読みになって早慶戦ご興味を持たれたら、ぜひこの機会に本書もお手にお取りください。

本書の紹介に代えて、三田評論でお書きいただいた書評のリンクを記載します。
熱く推して頂いた本評、是非こちらもご覧ください!

「とにかくすごい本だ」對馬好一(【書評】『早慶戦全記録 伝統2大学の熱すぎる戦い』)

https://www.mita-hyoron.keio.ac.jp/other/202002-1.html

 

 

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いま、人間関係に悩んでいるひび割れさんの本

いま、人間関係に悩んでいるひび割れさんの本

2023.04.12

2023/4/14発売!『いま、人間関係に悩んでいるひび割れさんの本』

悩んだ時こそ「原点」に戻る

「ひび割れさん」とは、人間関係に何らかのトラブルを抱え、心にひび割れを生じてしまった人のことです。

本書はそんな危険を回避し、たとえ心がひび割れてしまったとしても、すぐに修復し、本来の自分を取り戻す方法をテーマに書いています。その方法は、とてもシンプルです。

悩んだときにこそ、自然の秩序と原理に従って、日々の暮らしに適用することです。
自然を観察することで発見された原理にこそ、人間本来の生き方のコツが隠されています。

【出版日】2023年4月14日
【著者】塩川哲郎
【出版社】啓文社書房

著者紹介

塩川哲郎(しおかわ・てつろう)

1960年、鹿児島県生まれ。株式会社Coach喜働の代表取締役。一般社団法人倫理研究所法人局・法人スーパーバイザー。
コンサルティング会社でトップコンサルタントとして活躍したのち、31歳で独立。
1995年に鹿児島県倫理法人会に入会。鹿児島県会長を経て、2008年より倫理法人会の母体組織である、一般社団法人倫理研究所の法人局、法人スーパーバイザーに就任。
「人はなぜ幸せになれないのか?」を人生のテーマに掲げ、「人間関係の法則」について体験を含め、全国各地で講演活動を行う。辿り着いたのは、人間の原点は、「愛」と「恐れ」というたった2つの感情であるということ。そして、「その感情と、どう向かい合うか」とは、すなわち「自分の心とうまく付き合う技術」そのものであるという真理だった。ひび割れた人間関係に悩むすべての人に向けて、倫理の教えに基づく「幸せに生きるためのヒント」を届ける活動を行っている。

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