「危機」と対峙する保守思想誌

表現者クライテリオン

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啓文社/啓文社書房

GHQ検閲官

GHQ検閲官

2022.12.22


【出版日】2022/7
【著者】甲斐弦 /解説 上島嘉郎
【出版社】経営科学出版

内容紹介

元GHQ検閲官だった著者が米軍検閲の実態を
生々しく描き出した敗戦秘史がここに復刻。

「敗戦で日本人は軍のくびきから解放され自由を与えられたと無邪気に信じ込んでいるが、
戦争は終わったわけではなく今なお続いているのである」――。

終戦後、GHQ検閲官として働いた英文学者・甲斐弦は、
言論の自由規制こそ軍事的敗北以上に深刻な民族の危機だと訴えた。
自由と見えて実は自由ではない。
その根源にあるのはアメリカの占領政策の検閲制度だった――。

目次

第一部 夢見る人
・分かれ道
・悲喜こもごも
・団子売り
・山にいどむ
・湯の谷ホテル
・愚者の道

第二部 米軍検閲官
・アメリカの犬
・言論規制と庶民の生活
・奥の堂にて
・慢性金欠病
・ゆがんだ世相
・冬の嵐に
・静かなる決意

あとがき
解説 祖国の歴史を自らの言葉のうちに取り戻すために

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