売国経済
売国経済
2014.04.16
【著 者】渡邉哲也
【出版社】ベストセラーズ
これからの日本にとって重要なのは「売国」
商売はできるだけ高く売ることが基本です。日本は日本の持つ技術や能力を安売りしすぎていました。これがこの失われた20年の原因であり、結果であるとも言えるでしょう。 また政治が国の安売りを率先して行ってきた部分もあります。無意味な技術供与や資金援助、その原資は国民の血税であり、国民の知恵と努力の結晶でした。これを改めて見直し、もう一度日本の「値付け」をし直すことこそが、日本に最も重要な事なのです──。
世界の流れの中にあって、いまの日本人はあまりにもお人好しだと言わざるを得ません。他の国が自国の利益優先の政策を取っている中にあって、ひたすら平等とか人類共通の自由ということだけを言っていれば、ただ他国に利用されるだけの存在になってしまいます。 日本は豊かな国として振舞うと同時に、やはり新興国にお金を投下する以上、そこから何らかの利益を得なければ、それはすなわち国民に対する背徳行為になります。
では日本はどうしたらいいのでしょうか。アメリカの立場も新興国の立場も、どちらも上手く利用していくという考え方が必要となるでしょう。アメリカ追従主義者のようにアメリカの言うことをポジティブに全部飲み込めというのは馬鹿げています。かといって新興国に態度を寄せて「東アジア共同体」などと幻想を振りまくのも間違いです。是々非々で、日本は日本としてのポジションを取って、どちらともつながっていけばいいのです。アメリカとも新興国ともヨーロッパともうまく渡り合いながら、日本は日本としての立場をきちんと打ち出すべきで、現状においてはこれができていないことが一番の問題です。
(本書より)
内容(「BOOK」データベースより)
反日・韓国の凋落。知的財産が最大の武器になる時代。日本の逆襲が始まった!
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