野球文化學會のご案内

野球文化學會のご案内
2017.02.04
○野球文化學會とは
野球文化學會(The Forum for Researchers of Baseball Culture)は、「野球を人類不朽の文化とし、学問としての野球を確立する」を目的に1999年設立されました。
論文集『ベースボーロジー』の刊行のほか、研究会、シンポジウムの開催など、野球のあらゆる学術的研究を行っています。
○事業内容
・学会紀要『ベースボーロジー』の発行
年に1回、学会員の日頃の野球研究の成果をまとめた学術紀要『ベースボーロジー』を出版しています。
正会員は寄稿でき、掲載された論文は学術的業績となります。
論文の内容は野球をテーマとした学術的研究であれば、どのような内容でもかまいません(但し編集委員会の査読があります)。『ベースボーロジー』は啓文社書房より出版され、会員以外でも書店等を通じて購入できます。
▲主な論文タイトル(既刊1~11号から抜粋)
日本プロ野球におけるセカンドキャリア形成の現状と課題
「ディレードスチール戦法」の開発
千葉ロッテマリーンズ公式戦実戦における投球解析
国鉄スワローズ誕生の人脈史話
石橋湛山の国技論を通してみる 日本プロフェッショナル野球協約の問題
第1期ニューヨーク・メッツにみる「愛すべき負け犬」の伝統についての一考察
日本における野球雑誌の消長
大正二年の大リーガー物語
トレイ・ヒルマン(日本ハムファイターズ元監督)講演録「リーダーの条件」
プロ野球経営母体の研究
キャッチフレーズに見るプロ野球の戦後
記録で見るFA制度の功罪
ほか
・研究会の開催
野球に関する研究成果の発表の機会として、年1~2回研究学会を開催し、会員による最前線の研究を発表します。
(2017年度は11月に法政大学にて開催予定)
・シンポジウム/総会
年に1度、会員間の親睦と研究をかねて、総会と記念シンポジウムを開催しています。
○組織
野球文化學會は正会員より選任された理事会により運営され、理事会の互選により理事長が選任されます。
会長 鈴村裕輔(法政大学客員教授)
理事 蛭間豊章(報知新聞記者)
筆谷敏正(野球殿堂博物館事業部長)
吉田勝光(桐蔭横浜大学教授)
小野祥之(古書ビブリオ店主)
武田主税(啓文社書房取締役・『野球雲』編集部)
狩野美知夫(八川社代表)
顧問 池井優(慶應義塾大学名誉教授)
諸岡達一(野球文化學會元会長)
監事 堤 哲(元毎日新聞編集委員)
○入会案内
野球文化學會では正会員を募集しています。原則として、野球を愛好し、研究や実践に従事される方なら、どなたでも入会の申請を行うことができます。
正会員と学生会員に際しては、原則として1名の推薦人が必要です。事務局までお問い合わせ下さい。
【会員種別】
(1)正会員:野球に関連のある諸科学の研究者および研究に関心のある者で、本会の趣旨に賛同し、その事業に協力する個人
(2)賛助会員:本会の目的に賛同し、その事業を後援する法人、団体および個人
(3)講読会員:野球に関連のある資料に関心を持つ法人、団体および個人
(4)学生会員:野球に関連のある諸科学の研究者および研究に関心のある者で、本会の趣旨に賛同し、その事業に協力する物のうち学生の身分を持つ者
○入会金 1000円
(1)正会員:年額5,000円
(2)賛助会員:年額1口(1万円)以上
(3)講読会員:年額1,500円
(4)学生会員:年額3,000円
○問い合わせ先
野球文化學會事務局(株式会社啓文社書房内)
http://baseballogy.jp/
電話:03-6458-0673
FAX: 03-6458-0849
〒133-0056
東京都江戸川区南小岩6-10-5
info@baseballogy.jp
○ベースボーロジー宣言
野球を「歓喜の学問」にする。
野球は人類にとっての重要な資産である。豊饒なる野球文化の土壌をさらに耕したいと思う気持ちそのものが「野球文化學會」である。
野球を通して人の本質を知り、哲学を学び、思想を育み、喜びを創生する。
野球は人の生き方であり、人のモノの見方であり、人の技術の粋であり、人の歴史と記憶であり、人の政治と経済であり、人の権利と義務であり、文化人類学であり、科学である。
学に不足なし。論ずるに不足なし。
語るに不足なし。研究するに不足なし。
分析するに不足なし。愛するに不足のあろうはずがない。
野球に包含されているすべての部品は複雑系の極地を行く。奥の深さは底なしの沼。
その多岐多彩さは、現存するあらゆる「学会」をも凌駕する、と大見得を切っても、野球が舞台から落ちることはない。
野球を学問にすることは「野球の尊敬」に対する人類の礼儀である。
野球文化學會