【2022/3/24発売】「愛国」としての「反日」~奇形の軍民関係を正す~
【2022/3/24発売】「愛国」としての「反日」~奇形の軍民関係を正す~
2022.04.01
2022/3/24発売!小幡 敏 著「『愛国』としての『反日』~奇形の軍民関係を正す
全国の書店、amazon等のオンラインショップでも販売いたしますので、是非この機会に手に取ってみてください。
【出版日】2022/3/24
【著者】小幡 敏
【出版社】啓文社書房
著者紹介
平成三年生まれ。福岡県築上郡出身。
麻布高校、東京大学文学部思想文化科学倫理学専修過程卒業後、陸上自衛隊入隊。
幹部候補生学校(福岡県久留米)、第15旅団第15高射特科連隊第4高射中隊(沖縄県糸満)、在日米陸軍司令部隊付(神奈川県座間)等を経て、令和二年除隊(二等陸尉)。
表現者賞(令和元年)。東京都在住。
内容紹介
藤井聡(京都大学大学院教授)、浜崎洋介(文芸批評家)推薦!
「自衛官に栄誉を与えんがための小幡氏の日本独立戦
――日本人よ、参戦せよ!」(藤井聡)
「この『新人』を見よ!
――反時代的な『本気』の姿がここにある。」(浜崎洋介)
――覚悟無き国民は自衛隊を案山子にする――
――元自衛「衷情(ちゅうじょう)」の訴えに、今こそ耳をそばだてよ! ――
畢竟、憲法をいじって国防軍をつくり、米国から最新鋭の武器やら装備やら仕入れたところで、案山子に鉄砲を持たせて戦さは出来ない。
自衛隊が案山子と言うつもりはないが、彼らとて国民が運命を共にする覚悟なしには戦えないのだ。
国民が自らの生存のために組織する武力集団としての国軍、その名分が正しく措定されぬ限り、この国に健全な安全保障体制は決して築(きず)かれないと理解してもらいたいのである。
目次
【序】
【第一章】日本を愛するその前に
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- 第一節 現代日本に思うこと—偽善の王国はいつか滅びる
蟻の話/我々は本音を売り渡した/偽善の殿堂たる自衛隊へ - 第二節 日本における〝分断〟
逃れられない二元論/繰り返されてきた常道 - 第三節 世論の分断が招くもの
相雷同して一生を終る者/国民は常に判断を誤ってきた/大目的なきが故の過ち - 第四節 政治の機能不全がもたらした矛盾
自衛隊に戦う意志はない/戦いと本気/うぶで迂闊な日本人 - 第五節 我々の弱さが楽観と敗北とを育てる
生存競争から落伍した日本人/恐怖に耐えかねて生じる根拠なき楽観 - 第六節 今、為すべきことは何か
腐敗する組織の前に無力な良心/日本人の思想的弱さ/永遠なるものに帰順せよ/日本人には恃むべき基軸がない/目的こそ力/痛みを痛みとして感ずること/独立への熱願が日本を覚醒させる
- 第一節 現代日本に思うこと—偽善の王国はいつか滅びる
【第二章】"敗北の民族"
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- 第一節 人は〝顔〟に出る
軍人ほど姿と内実が一致する人種はない/新たに位置を与うべき存在 - 第二節 日本における軍人の扱い
世間知らずの厄介者/うわべだけの支持が育てるもの - 第三節 低い地位に置かれた軍人のとる姿
欲望の追求のみがはけ口となる/国民も軍の暴走と無関係ではない - 第四節 地位の低い軍隊で生ずること
空疎な大言壮語/蔓延する自己陶酔/日本民族の病疾 - 第五節 日本軍の「自棄」
あの戦争に確固たる目的などなかった/場当たり的な方策が招いた破綻 - 第六節 日本民族が「自棄」になるまで
現実を見ようとしないことが招く敗北/危機に目を塞ぐ日本人/〝員数主義〟に蝕まれた日本軍/「そんなこと言ったってしようがないでしょう」 - 第七節 何故日本民族は「自棄」に至る道をとらざるを得ないのか
荒廃した精神土壌/無秩序な暴力的支配という帰結/露呈した思想の欠如/欺瞞的な〝タテ〟の共同性/虚構に生きた日本人の姿 - 第八節 反省とは何であろうか
敗北の因子は我々の内に脈々と生きている/日本軍に足りなかった〝精神〟
- 第一節 人は〝顔〟に出る
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【第三章】軍事を解さず、位置付けられないこと
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- 第一節 日本に軍隊は存在し得るか
日本における人間の在処/自衛隊、この奇妙な存在/日本に軍隊は存在し得るか - 第二節 もののふの有り様
日本における軍事の所在/米軍人の話/もののふの有り様 - 第三節 大衆の戦争としての二次大戦
大衆の軍隊/大衆が辿りついた決戦場としての二次大戦/大衆は何を仕損じ、何を成し遂げたか/大衆性を如何に処すべきか - 第四節 自衛官とは何者か
国民の無関心~みなしご自衛隊/自衛隊の中の国民~鉄砲を持たされる者たちの姿/国民の変質と自衛隊~兵の劣化/志操の優れた者から去っていく
/国民と自衛隊~率いる者の姿/歪な建前への従順さはこの国の危機を育てる/人間と軍隊~戦争と軍隊は異なる/軍隊は国民に他ならず
/〝生きたい〟と〝死にたくない〟/不道徳な日本人/暴力排除と国民の共犯関係/自衛隊が戦えるものか/我々の国は、私の国 - 第五節 きけ、さきもりのこえ
日本人の現在地/奇形の軍民関係を正せ/軍は名誉を以て遇せ/日本国防の現在地を見定めよ - 第六節 不義の子として生きて
人の嫌がる軍隊に、志願で出てくるバカもいる/自衛官、この不義の子ら/不義の子である気後れが生むもの— らしさの喪失
/兵を戦わせるもの/不義の子が目指すものは/国民に訴える
- 第一節 日本に軍隊は存在し得るか
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【小幡敏氏の武運を祈る 藤井聡(京都大学大学院教授)】
【あとがき】