もう一人の昭和維新 歌人将軍・斎藤瀏の二・二六
もう一人の昭和維新 歌人将軍・斎藤瀏の二・二六
2019.02.26
もう一つの昭和維新史
雪が降りしきる昭和11年2月26日――「昭和維新・尊皇斬奸」を旗印に憂国の青年将校たちが蹶起した二・二六事件。
その事件において、「終始一貫青年将校の味方であり、節を変へなかつたただ一人
の人物」こそが齋藤瀏であった。
純粋な青年将校が集まってきたのは、思想でもない、国防理論でもない、さらに言えば愛国精神の温度でもない。ひとえに齋藤瀏の人間のもつ空気ではないだろうか。
逆賊と呼ぶもよし――歌人将軍・斎藤瀏の、もう一つの昭和維新史を辿る。
青年将校に寄り添った一人の歌人
「天皇」と「昭和」をめぐるもう一つの昭和維新史