「危機」と対峙する保守思想誌

表現者クライテリオン

2024年3月号2/16発売! 【特集】日本を救うインフラ論――今、真に必要な思想

啓文社/啓文社書房

【あの座談会の待望の単行本化!】『絶望の果ての戦後論 ーー文学から読み解く日本精神のゆくえ』

【あの座談会の待望の単行本化!】『絶望の果ての戦後論 ーー文学から読み解く日本精神のゆくえ』

2024.05.16

2024/5/31発売!浜崎洋介 編著 『絶望の果ての戦後論ーー文学から読み解く日本精神のゆくえ』

『表現者クライテリオン』誌上で2018年〜2020年に行われた座談会、「対米従属文学論」が待望の単行本化!第二部に浜崎洋介の戦後文学批評の決定版とも言える論考「観念的な、あまりに観念的なーー戦後批評の「弱さ」について」を収録!

【出版日】2024/5/31
【編著者】浜崎洋介
【著者】藤井聡、柴山桂太、川端祐一郎、富岡幸一郎
【出版社】啓文社書房

編著者紹介

78年埼玉生まれ。日本大学芸術学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了、博士(学術)。文芸批評家、京都大学大学院特定准教授。
著書に『福田恆存 思想の〈かたち〉 イロニー・演戯・言葉』『反戦後論』『三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか』『小林秀雄の「人生」論』『ぼんやりとした不安の近代日本』。共著に『西部邁最後の思索「日本人とは、そも何者ぞ」』など。
編著に福田恆存アンソロジー三部作『保守とは何か』『国家とは何か』『人間とは何か』。

内容紹介

文芸誌には絶対に載らない、ド直球の文学論!

太宰治、三島由紀夫、大江健三郎、村上春樹、村上龍、高橋源一郎、島田雅彦……。

藤井聡(京都大学大学院教授)「日本がどうしようもない隷属状況に置かれていることを、もし今の日本人が皆冷静に認識しているのなら、こんな文学はゴミ箱に捨てればいい」

多極化する世界で、アメリカに甘えてきた日本人は自立できるのか。

日本人の真価を問う 「対米従属文学論


目次

まえがき    浜崎洋介

第一部 座談会 対米従属文学論

 第一章 「平和」への戸惑い  太宰治「トカトントン」/大岡昇平「生きている俘虜」

 第二章 「戦後的日常」への頽落──「第三の新人」をめぐって  小島信夫『アメリカン・スクール』/安岡章太郎「ガラスの靴」

 第三章 「戦後的日常」の拒絶  三島由紀夫『真夏の死』/『憂国』

 第四章 戦後的ニヒリズムへの「監禁」  大江健三郎「後退的青年研究所」/「セヴンティーン」

 第五章 戦後的ニヒリズムの臨界値  開高健『輝ける闇』/村上龍『限りなく透明に近いブルー』

 第六章 高度成長後の風景  村上春樹『風の歌を聴け』/田中康夫『なんとなく、クリスタル』

 第七章 「国土の荒廃」を読む  石牟礼道子『苦海浄土─わが水俣病』/富岡多恵子『波うつ土地』

 第八章 「ポスト・モダン」の頽落を超えて  高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』/島田雅彦『優しいサヨクのための嬉遊曲』

第二部 観念的な、あまりに観念的なーー戦後批評の「弱さ」について    浜崎洋介

 Ⅰ 内なる他者の発見

 Ⅱ 隠された弱さ

 Ⅲ 自己を超えるものへの問い

 Ⅳ 観念のカタストロフィ

 Ⅴ 滅びぬ自然

あとがき     藤井聡

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